先日、卸先の懐石料理レストランが移転され、オープン前のレセプションにご招待いただきました。
私のお小遣いじゃお財布ひっくり返しても行けない老舗です。
未体験ゾーンで胸がドキドキ。
しっかりしたスーツにネクタイ締めて気合い入れて行ってきました。
なんとなくな感じで席に座ったワケですが、同席者はやはり色々な会社の社長や重役がずらり。
勿論、私より少なくとも10~15歳以上は年上です。
6人掛けの私を抜いて、2人女性で3人男性というラインナップでした。
完全にアウェー。
せっかくのお料理も心から味わえないチキンな私。
ビールやワインを勧められましたが、車なので断念。
つーか、
早く帰りたい!
そんなでしたが、まあ一番下っ端なのでベラベラ話さないくらいが丁度良かった気がします。
男性陣の話に相づちを打ち
女性陣にたまに話を振られ
衛生中立国みたいでした。
しかし、せっかくの料理。
心を無にしてとにかくお料理に専念しよう!と切り替えようとした時
女性陣のダイエット話を振られました。
「こないだ、おからダイエットがいいってテレビでやっててスーパー行って買ったのよー。」
「えー。私買えなかった!10月の下旬まで待つんですって。いいなぁ。」
なんの話だ。
●●ダイエットとか興味ないし。
でも、私に「あなたはどう?」的なボールを投げてきている。
投げ返すべきか。
まあ、要はおからはお腹で水分を含んで膨らむということでしょう。
一口30回噛んで満腹中枢を刺激する方が良い気がする。
おからばっかり食べたくない。
「、、、そんなのあるんですね」
無難すぎる返事しかできない。
「前に流行ったのは『キュウリダイエット』。あれもスーパーからキュウリが消えて大変だったのよ」
なんと。
そんなこともあったのか。
我が家はキュウリの旬な時期になると、色んな人から山ほど貰うので
スーパーでそんな熾烈な争奪戦が行われてるなんて知らなかった。
「、、、キュウリは水分たくさん含んでるからですかね。。」
もうやだ、これ以上不毛な話振らないでくれ!
だって、だって、それでどれだけ効果出たの??
ちょっともう逃げたくなってきたその時
「でも、あなた痩せてるわよね?」
まだ振るか!!
「ええ、、、えっと、胃下垂なんで」
これで良いだろう?「ああ、だからかー」と言われて終わるんだやれやれ。
2人「そうなの?私もなの!」
6人中3人胃下垂のテーブル。
そしてまさかの返事。
これでは話が終わらない。
「えっと、夏場のコーヒーの焙煎はエアコンきかないので凄く暑いんです。だからご飯食べられなくなって痩せるんです。。。」
ようやく納得されて、私は会話から解放された。
「で、なんで『あなたたちと違って節制してますから』って言わなかったの!」
帰宅した私に妻の攻撃。
「言やーいいじゃない、あなたの家直伝の毒を吐けば。したら会話は終わるよ」
いやいや。私、そんな印象植え付けたいワケじゃないのに。。
私の父家系、結構他人に厳しいこと言うんですね。
「何考えて生きてんだ」くらい言っちゃう。
父もやせ形で胃下垂。
確かに私の場合は、太るととにかく胸が大きくなるし顔も丸くなって女性らしくなるから
結構食べるの節制するんです。
やってきたスポーツも陸上の中長距離なんで、節制は身に付いてます。
女性らしく見られたくない、格好よく見られたいから節制するんです。
痩せてることは別に自慢でもなくて、自分が気持ちよく生きるためなんです。
そんなストイックさを他人に求めるものでもないですからね。
でも、たまに「痩せたい!」と連発してるひとに
「でも、食ってんじゃねーか!」
と言いたくなる時もありますが。
女性たちの会話、実はそんなに苦手ではないのですが
曖昧で中立な態度も自分の首を締めることに気付いた、苦いレセプションパーティー。
色んな社長さんとかと名刺交換するなら、人見知りでもどうせならスマートに会話したい。
もし次回があるなら、今度はもう少し上手くやります。。。