でも書きましたが、次女、貧血疑いで血液検査をしました。
結果、貧血ではありませんでしたが、白血球の数が若干少なく経過観察となりました。
ついでに血液型を調べてみようということになりまして。
我が家は、妻…B型、長女…AB型、チビ…A型、そして私もA型というラインナップです。
私とチビはよく性格も顔も似ていて「本当の」子どもに間違えられます。
でもかなり不思議な思考回路をもつため、ちょっと微妙な心持ち。
次女は妻とよく似ているので、幼いころはB型だと思っていたのですが
思春期に差し掛かった彼女を見ると「BじゃなくてAかも?」とは思っていました。
A型でした。
「やっぱりそうか」と思う。
本人は「なにかあったとき心配じゃない」と思ったそうです。
要は、怪我や病気をしてもA型人口が一番多いから輸血とか大丈夫じゃない?
みたいな。
我が子ながら、堅実な感想です。
そんな次女ですが、昨日、今朝とすこぶる機嫌が悪く、チビに当たりまくり、ふざける。
あまりに目に余る感じだったのと、学校に出るまでの時間がなかったので
「お前、時間ないけど掃除できんの?」
と声をかけて「しまった」と。
大荒れ。怒り狂って掃除機かけて、もう出る時間はとっくに過ぎていて更に激昂。支度を荒っぽくして宥めようとした手を振りほどき出て行ってしまいました。
ちょっと妻に窘められました。「言わなくても良かったんじゃない?」
分かってはいるものの、「でもだからといって『何も言われないから良し』とされても困る!」とつい反論。
「私に怒られても困るよ。どう接したらいいか困ってるんだから」
我々への甘え。それは分かっている。でもだからといって寛容に受け止めるだけもできない。
どうしても厳しい目で見てしまうので、甘えや怠惰にしか見えなくなるときがある。
なんとなくやりきれない想いで掃除機をかけていたところ、ふと思う。
私に似ているのだと。
彼女はちゃんとやるべきことも分かっていて、やらなければいけないことも分かっていて
それなのに挫かれたから激怒したのだと。
時間に神経質なこと、でも疲れて早く起きられないもどかしさ。そして時間がないから親に甘えたくても余地がない。
自分に落ち度を作らないように精一杯やろうとはするんです。しかしまだ子ども。
同世代の中では抜きんでていても、やはりうまくできないこともある。
私はそういう節があり、時間に神経質だったり予想通りに物事が進まないと苛立つことがあります。
そういうことかと。
そして「次女は起きてきたときにあなたの様子を見て、そこからイマイチだったよ」と。
ああ、やってしまったのか、と。
子どもたちは、私の顔色をよく見ます。
今は甘えていいときか、そうでないか、を測るんですね。
と、いっても長女とチビはそれでもマイペースなので、私が忙しくしていたりしていても構わずのんびり口調で話しかけられたりするのですが
次女はそれを絶対にしないんですね。むしろ自分から甘えることができません。
今朝のように機嫌悪く別室に籠って誰が呼びにいっても出てこないとき、私が行くと部屋から出てきます。
無条件に分かりやすく甘えることのできない次女の甘え。
私は末っ子だったので甘え下手ということはありませんでしたが、甘えうんぬんかんぬんを除けば私の性格によく似ていることに気付きました。
だから血液型分かる前もなんとなく「Aかもしれない」と思ったんですよね。
悪いことしたな。
そう反省しつつ、それにしても。
次女のその性格は妻のものとも違い、実の父親もそういう性格ではなくおっとりマイペースだったらしいんです。
私は遺伝子上の繋がりは全くない、いわば「育ての親」という立場です。
妻と子どもたちと生活を始めて今5年目。出会ってからは7年。
子どもの性格を形成する時期に一緒にいるからでしょうか。
自分の思惑や都合、常識の範疇からいとも簡単にはみ出すので、最初はすごく混乱したし、了見も狭かったのでむやみやたら厳しくなる。
この何年かで随分「思惑や常識」の枠は壊れてきたけど、まだまだだなあと反省。
本当に、子どもが大人を「親」にしてくれるし
大人が作る環境で子どもの性格は創られる。遺伝子はその次なのかもしれませんね。
顔色を窺うなんてのはまださせたくないのにさせてしまうことはたっぷり反省して。
とにかく、家に帰ったら思いっきり子どもたちをハグしたいと思います。