先ほど娘が数学の勉強をして悶えていました。
彼女は理系脳で、基本数学は得意なのですが
連立方程式だけは苦手なようです。
え、何でなんで?連立方程式は超簡単じゃん!
理系は残念な成績だった私ですが、連立方程式は得意でした。
あれ、規則性あるしルールに則ってパズルみたいに入れ替えれば簡単に解けません?
「これはこういうもんだ」ってあんまり考えずに解けるので得意だったんですw
彼女はなんだか難しく考え過ぎちゃってる気がします。
今は色んなこと、「なんでやねん!」っていちいち考えてしまうし
「常識」とか「普通」とかいう言葉で言いくるめられそうになると、結構激怒します。
「普通てなんだ!」って。
でも考えてみると、大学生くらいまで色んなこと「そういうもんか」って思って疑問に思ったり憤ったり、あんまりなかった気がします。
部活に夢中で、それ以外のことはどうでも良かったりしたんですよね。
だいたいトランスジェンダーの人って、子どもの頃から色んなことが疑問だったり違和感感じたりしてたって聞きます。
私、体の性別に違和感はありましたが
例えば女子の制服を着るとか、競技も女子の部門に出るということに
「そういうもんだ」って頭にインプットされていたので、あんまり疑問に思わなかったんです。
ランドセル、黒がいいけど赤って決まってるし。
制服はスカート嫌だけど仕方ないか。
競技は身体能力的に、本当の男子には敵わないから自分の置かれたフィールドで勝負するしかない。
くらいは思ったりしたのですが
考えても目が覚めたら違う世界にいるとかあり得ないから
考えるの止めたんです。
もしかしたらそうやって、無意識に自分を守っていたのかもしれません。
見方を変えれば、ある意味柔軟だったのかも。
ただ、服装が選べるという時には迷わずズボンでしたね。
大学生という、自分のことは自分で選べるような自由度が増えたときくらいから
少しずつ「女らしく」みたいなものが嫌になってきました。
高校生まではいていた、スカートをはかなければならなかったとき
凄く辱しめにあっているというか、苦痛でした。
そしてそのくらいのときに「金八先生」で「性同一性障害」というものがあるって知ります。
そこからスパーク。
「普通」「常識」に激しく嫌悪するようになりました。
おまけに、コーヒー屋の前の仕事は「普通」「前例」当たり前。かなり堅い職業だったのですが
何かを疑問に思って先輩に質問したところ「普通そうだから」と返され
「普通ってなんですか!そんなだから『だから●●って』ってお客さんから言われるんですよ!」となったり。
今まで柔軟で考えず、染まってきた人間が
常識はまず疑え!みたいな尖った人間に変貌。
勿論、全部の常識に反発していたわけではなく、その単語が出たときにはひとつひとつ考えて振り分けるという面倒なこともしました。
考えること、思考停止は危険。マグロのように泳ぎ続けるべし!
今はそんな風です。
話は戻って、連立方程式。
色々考える、悩むことは良いことで親としては応援したい
けど、
そこで止まってしまっては、数学は先には進めない。
私が挫折した難問も彼女は解いていけそうだから。